（．．．この連句は．．．下から上へ．．．巻かれています．．．）
．．．挙句．．．．．．てふてふ一匹海渡りゆく．．．（風）
．．．３５．．．西方の春を知らせる黄色たち．．．（若）
．．．３４．．．．．．燭をとりてぞ夜も遊ばん．．．（阿）
．．．３３．．．ああ春とつらつら思う村芝居．．．（絵）
．．．３２．．．．．．初日に出すは忠治壺坂．．．（風）
．．．３１．．．たくわんで湯漬け掻きこむ箸の音．．．（阿）
．．．３０．．．．．．旅の一座は夜半に着きて．．．（謹）
．．．２９．．．春寒し数寄者顔して居候．．．（風）
．．．２８．．．．．．人それぞれに仔細ありけむ．．．（阿）
．．．２７．．．はなみずき薄着していて風邪を引き．．．（絵／謹）
．．．２６．．．．．．ケイタイカメラにＶサインして．．．（風）
．．．２５．．．水取りや女子中生の騒ぎ声．．．（ＢＰ）
．．．２４．．．．．．笑顔あつめる軒先の雛．．．（絵／風）
．．．２３．．．鶯の初音も聞きたや雛の膳．．．（阿）
．．．２２．．．．．．破れかぶれじゃ雄猫の耳．．．（風）
．．．２１．．．グランドの古木隠すや春霞．．．（謹）
．．．２０．．．．．．と思ったらすぐ今日になり．．．（ｉ）
．．．１９．．．楽しみを明日に残して日が暮れる．．．（絵）
．．．１８．．．．．．くしゃみ止まらず木に花くくり．．．（風）
．．．１７．．．叔母上をしばし黙らす体脂肪．．．（風）
．．．１６．．．．．．手抜きうどんのブランチ人気．．．（絵）
．．．１５．．．金比羅で“かト吉”を引く梅日和．．．（風）
．．．１４．．．．．．草むら深くキチキチの鳴く．．．（謹）
．．．１３．．．又とない今日は懐かし有難し．．．（阿）
．．．１２．．．．．．雪間に残す足跡も消へ．．．（風）
．．．１１．．．旅前夜もう走っている梅林へ．．．（絵）
．．．１０．．．．．．パスタセットとワインのランチ．．．（阿）
．．．９句．．．雪とけて母とドライブリフレッシュ．．．（絵）
．．．８句．．．．．．雁風呂召せと浜の女房．．．（風）
．．．７句．．．猫と来て宿のあてなく春の浜．．．（謹）
．．．６句．．．．．．こころばかりの梅を散らして．．．（風）
．．．５句．．．あばら家の朝寝の窓打つ春一番．．．（阿）
．．．４句．．．．．．たら汁ならば市振あたり．．．（風）
．．．３句．．．牛丼の香り懐かしドライブイン．．．（謹）
．．．脇句．．．．．．媼が差し出す渋茶のうまさ．．．（阿）
．．．発句．．．応挙寺や案内人も足を擦り．．．（風）
（．．．この連句は．．．下から上へ．．．巻かれます．．．）